「そもそも警察官の人がこんなこと言うこと自体おかしいなあ」――日本代表がサッカーW杯出場を決めた2013年6月4日夜、渋谷駅前のスクランブル交差点で粋な誘導をした警視庁の機動隊員に、賞賛の声があがっていることについて、ナインティナインの岡村隆史さんが疑問を呈した。
「気持ち悪いわ。なんか・・・なんか全体的に気持ち悪い」
岡村「スクランブル交差点ではしゃいでる人に真のサポーターいませんからね」
2013年6月6日深夜に放送された「ナインティナインのオールナイトニッポン」でのことだ。
4日のW杯出場決定時、封鎖された渋谷スクランブル交差点にはサポーターが続々と集結。そこで機動隊のうち若い男性警官1人が警察車両の上に立ち、マイクを持ってこう呼びかけた。
「目の前にいる怖い顔をしたお巡りさんは、皆さんに好きでこういうことをしているわけではありません。心の中では、日本代表のワールドカップ出場を喜んでいるんです。みなさんのチームメイトなんです。どうかチームメイトのいうことを聞いてください」
これに賞賛の声が相次いだ、と投書が寄せられたのだが、岡村さんは、「DJ警察官みたいに言われてましたけど、そもそもスクランブル交差点ではしゃいでる人に真のサポーターいませんからね。ほんまにサッカー愛してる人はあそこで『ぅわぁーーー』ってなったりしません」とばっさり。
DJ警官本人よりも、テレビカメラに釣られて渋谷駅周辺に集まる目立ちたがりのサポーターを嫌がっているようで、「でまたワイドショーとかがいくでしょ。あれ映像とるでしょ。だから余計あかんねん。アホがあんなでてくんねん。アホしかおれへんのだからあんなところ」と強烈に批判。「(本当に好きなら)黙ってみてるわな。ワールドカップ決まった瞬間。あんなとこおれへんがな。おれへんがな!アホしかいてへんやんあんなとこ、騒いで…」などと繰りかえした。