AKB48 32ndシングル選抜総選挙でHKT48の指原莉乃さん(20)が初の1位に輝いた。世間は指原さんの話題で大いに盛り上がっているが、どうやら祝福ムード一色ではないらしい。
15万を超えた得票数も驚きだったが、指原さんの1位に「納得していない」人の数もまた驚きの多さなのだ。
高須院長「スキャンダルない可愛い子をセンターに」
AKB48ファンとして知られる漫画家の小林よしのりさんは、フジテレビ系での総選挙生中継の時点で既に指原さんの1位に納得していない様子を見せていた。
総選挙翌日の2013年6月9日には、ブログで「指原莉乃1位にはシラケた(中略)こんなに感動がない総選挙は初めてだ。会場の空気も一気にシラケていたのがわかった」と失望をあらわに。翌10日にも、ストイックに王道アイドルとして活動する渡辺麻友さんが3位に終わったことについて「『面白ければ、何だっていいじゃん!』という『お祭り』気分が、まゆゆの『本気(マジ)』を吹っ飛ばしてしまった」と残念がった。「邪道がいけないわけではない。邪道には邪道のポジションがある。だが、それをファンは無視することを選択した」と、指原さんを「邪道」呼ばわりまでしている。
さらに、渡辺さんへの複数投票を公言していた、美容外科「高須クリニック」名古屋院院長の高須幹弥氏も、6月9日のブログで「祭りだと割りきり、指原センターのコミカルな新曲を楽しもう!」と開き直りつつ、「次の曲からは麻友センター固定、あるいはぱるる(島崎遥香さん)や川栄(李奈さん)など、スキャンダルのない若くて可愛い子達をセンターにして売り出してほしい」と、スキャンダルのあった指原さんがセンターになることに不満をのぞかせた。
総選挙当日に会場にいたファンの対応も如実だった。2位で大島さんの名前が呼ばれた後、1位の発表を待たずにぞろぞろと帰り始めたのだ。もちろんどういう理由で帰って行ったのかは本人たちにしかわからないが、小林さんが言うように「シラケて」帰っていった他メンバーのファンもいただろう。