鹿児島県の職員1000人上海研修 総額1億1800万円に県民大反発

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一人あたり11万8000円高すぎる

   鹿児島県の「短期特別研修事業」は、2013年6月7日から始まった議会に補正予算案に計上。可決すれば7月上旬から職員が派遣される運びとなる。

   県によると、対象となる職員は一般行政職と教職員のそれぞれ500人を、20回に分けて50人ずつを3泊4日の日程で派遣する。費用は、現地での宿泊ホテル代1万2000円(4000円×3泊)、航空運賃4万円に、チャーターバスや通訳などを加えて、一人あたり11万8000円と弾いた。

   それでも、民間ツアーならば上海3日間の旅で3万~7万円が相場とされ、あまりにも割高。しかも財源が、政府の求めに応じて削減する県の特別職や管理職の給与や手当、1億3000万円というから、「形を変えて給付するようなもの」といった批判につながっている。

   加えて、「あまりにその場しのぎ」との声も少なくない。「観光客誘致のためというのであれば、現地(中国)でのPRに力を注ぐべき」との指摘もある。

   県が上海などでのPR活動に充てている12年度の費用(利用促進費)は、今回の研修予算とほぼ同額の、1億8076万円にのぼる。

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