「身体的というよりは精神的なショックが…」
ただ、代表は考えられる要因をこう話す。
「1月から2月にかあさん(編注:飼い主の女性)が入院して、今まで(わさおは)かあさんと離れたことがないので、身体的というよりは精神的なショックがあったのかと…」
わさおはもともと捨て犬で、「かあさん」に拾われた。その経験があるので、2か月間、ブリーダーの元に預けられ、離れ離れになったことで「また捨てられた」と思ったのではないかという。
「寂しがって、遠吠えみたいなこともしていたみたいです」
実際、「かあさん」と再会した後もわさおの表情は硬く、しばらくはよそよそしい状態が続いた。
ただ、4月ごろには表情が戻っており、食欲や体重も元のままで、現在はまったく元気だそうだ。
「毛が生えさえすれば、元通りのわさおになるんじゃないかな」
なお、毛がなくなって悪いことばかりではないという。
「わさおは暑さに弱くて、去年ぐらいだと4月からずっと(体温調節のために)口あけてたんですが、今年は今になっても口を閉じているときがあるんです。自発的サマーカットというか、本人的には涼しいといえば涼しいんじゃないかと」
また、わさおのストレスにならないよう、訪問を自粛したほうがいいのではという見方もネットの一部にはあるが、「わさおは1歳のときにブレークしていますから、(人が集まる)これがわさおにとっては日常です。お気になさらず」。
そして、心配する人たちに対してこう呼びかけた。
「温かく見守って欲しいですね。かあさんとの絆がすごいから、一心同体で、悪くなったり良くなったり。これからは良くなっていくんじゃないかな」