たっぷりふさふさした白い毛と、人間味のある表情で「ブサカワイイ」と人気を集めてきた青森・鰺ヶ沢町在住の秋田犬「わさお」に全国から心配の声が寄せられている。 ここのところ、トレードマークともいえる毛の量がかなり減ってしまって、ネットで「老けた」と言われているのだ。
「『わさお』の毛がなくなって『がりお』になってた( ; ゜Д゜)!」
「わさお老けて毛のふわふわ感がなくなってた;_;」
「老けた」「痩せた」という報告がネットで
わさおは6歳のオスの秋田犬だ。青森県西津軽郡鰺ヶ沢町でイカ焼き屋を営む女性のもとで、番犬として飼われていた。
2008年に旅ブログに取り上げられ、秋田犬にしては珍しいたっぷりふさふさの白い毛と、それに埋もれたなんとも人間臭い表情が「ブサカワイイ」と大ブレイク。ワイドショーなどに相次いで取り上げられ、11年には主演映画も作られた。現在でもイカ焼き屋で飼われていて、誰でも会いにいける。
ただ、2013年5月末頃から「わさお1年でだいぶ老けたな.........」などと、「老けた」「痩せた」という報告がネットで目立つようになり、心配の声が上がっていた。
公式ブログ「わさお通信」を運営する「わさおプロジェクト」代表によると、毛が減ったため、痩せたり老けたりしたように見えるだけだという。
春から夏にかけては、ちょうど冬毛から夏毛に生え変わる時期で、毛が抜けるのは当然といえる。しかし、今年は夏毛が生えてくる力が弱く、抜けたところがそのままになってしまっているそうだ。
毛の抜ける時期は身体の部位によって異なり、最近になって顔の毛が抜け始めたため、大きな変化に見えたようだ。
「眼の周りの毛がなくなったので、老けたように見えるんじゃないかと」
ただ、まったく生えてこなくなったわけではなく、4月に毛が抜けていることが確認されたお腹のあたりは、現在では回復しているそうだ。
獣医の診断ではわさおに病気などはなく、なぜ夏毛が生えにくくなったのかについて正確なところは、よくわかっていない。