AKB48選抜総選挙、ネットが最も「燃えた」のは果たしてどの瞬間だったのか。ツイッターなどの発言回数を参考に調べると、総選挙の順位とはまた違ったランキングが見えてくる。
たとえば、「ぱるる」こと島崎遥香さんが12位と決まった瞬間、ネットは上位3人の発表に匹敵するほどのどよめきを見せた。
「ぱるる」12位にどよめいたツイッター
「ぱるる12位かああああ。・゜・(ノД`)・゜・。まだ上にいくかと思った。・゜・(ノД`)・゜・。」
「は!?まぢでありえんから!? ぱるる12位て何よ!? え、待って動揺動揺」
「開票」が始まった2013年6月8日の17時30分~24時までのツイッター・フェイスブックでの言及数で(Yahoo!リアルタイム検索調べ)、島崎さんの愛称である「ぱるる」は約7万件で、他の選抜入りメンバーの倍以上、上位3人に次ぐ数字となった。数字から見れば、篠田麻里子さんの「卒業」以上の注目度だ。
島崎さんは前年23位。12位なら躍進と言っていいはずだが、中間速報で7位に食い込んでいたことを思うと、「もっと上」という期待がファンにあったようだ。発表後の島崎さんが落ち込んだ表情を浮かべたこともあり、今回の総選挙のハイライトの1つとなった。
同じく言及数が順位以上の盛り上がりを見せたところでは、NMB48の山本彩さん(14位)、渡辺美優紀さん(15位)の2人が目立つ。こちらは前年から順位をともに伸ばし、そろってNMB初の選抜入りを果たしたということで祝福ムードに包まれ、特に渡辺さんの愛称「みるきー」は、上記期間中に3万3000回以上も叫ばれた。
ちなみに2人、そして何より指原さんを含め、「地方勢」の躍進が目立ったのも今回の総選挙の特徴だ。64位以内に入ったメンバーの数では、SKE48が17人(前年15人)、NMB48が8人(前年5人)、HKT48も6人(前年1人)とそろって増加、とうとう半数を占めるに至っている。NMB組2人の注目度の高さは、その勢いを象徴する構図だ。