「中国のヲタの方が9108票をぶっこみ」
「指原莉乃さん、AKB総選挙1位当確です。おめでとうございます」
――「AKB48 32ndシングル 選抜総選挙」の投票が締め切られた直後の2013年6月7日午後3時すぎ、こんなつぶやきがツイッターを駆けめぐった。
つぶやきには大量の紙が束になった様子の写真が添えられていて、一番上の紙には「AKB48 32ndシングル 選抜総選挙 投票シリアルナンバーカード」の文字が読み取れる。また束の横にHKT48の指原莉乃さん(20)の写真が添えられていることから、大量のシリアルナンバーすべてを指原さんに投票した、という意味なのだろう。このつぶやきは8日昼までに6500回以上もリツイートされた。
もはや総選挙は「神々のお遊び」?
画像は7日昼すぎに中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」や、検索サイト「百度(バイドゥ)」の掲示板など中国国内のSNSで拡散し始め、その後日本にも広がったとみられる。それらの情報をまとめると、どうやら9108票を1人が投じたのではなく、複数ファンの票を集めたものらしい。また中国のファンからはAKB48の渡辺麻友さん(19)に5566票、SKE48/AKB48兼任の松井珠理奈さん(16)に5211票投じられたなどの情報もあるが、いずれも真偽は不明だ。
これらの怪情報に対して「2ちゃんねる」では、
「チャイナマネーの底力を見たわ。。。」
「選挙権が富裕層にのみある旧世代みたいだなw」
「これのどこが人気投票だよ。ただの金持ち自慢総選挙じゃんwwwwwwwwwww」
「前は一般人のヲタがどれだけぶっ込めるかの勝負だったのに、今は神々のお遊びになってるな。AKBヲタはこれでいいの?」
など、「金権選挙」で順位が決まるシステムに疑問を抱く反応が多くみられる。