ここ1年、地震雲はハズレっぱなし
「地震雲」は本当に当てになるのか。ここ最近で地震雲がネットで騒ぎになった主要な例を挙げてみよう。なお、地震雲が観測されてから実際に地震が起こるまでは、早ければ直後、遅くても1週間以内とされることが多い。
2012年5月12日:東京上空で複数の地震雲が目撃される
2012年5月28日:静岡で「超スーパー地震雲が発生」との写真がツイッターで1000RTされる
2012年6月26日:「地震雲の第一人者」が、7日以内に東京で震度6~7の地震が起こると予想したと夕刊紙が報じる
2012年8月29日:M7~8の地震が4~5日以内に起こる地震雲が東京で、アマチュア研究者によって観測される
2012年10月13日:千葉県を中心に大型の地震雲が見られ、ネットが騒然となる
2013年1月10日:東北~関東で10日以内に地震発生の可能性があると、地震雲研究者が夕刊紙で「警告」する
2013年2月9日:東北から中部地方の広範囲で地震雲が目撃される
2013年3月18日:神奈川県などで「竜巻型」の地震雲が見られツイッターが騒然となる
「ハズレ」がほとんどだ。こうしてみると、あまり騒ぎすぎる必要はなさそうだ。