石原氏の「公明嫌い」に「あのー、大阪市議会は維新の会が過半数なくてですね…」
同日夕方に開かれた、維新としては初めての政治資金パーティーでは、さらに石原氏と橋下氏の立ち位置の違いが先鋭化した。2人は壇上で座談会を行ったのだが、石原氏は憲法について
「どんな法律の学者に聞いても、『この憲法は無効だ』ということを国家の最高のリーダーが明言して、これを阻む法的論拠はどこにもない。その勇気がないね。吉田(茂)さんにもなかった。安倍君にもなさそうだね。残念ながら公明党がくっついてる限り、私はね、今の政権ではできないと思いますよ?公明党は何考えてるか、さっぱり分からない」
と、持論の「公明党嫌い」をぶちまけた。これに対して橋下氏が苦笑いしながら、
「ここはちょっと、いろいろ複雑な事情があるんです。あのー、大阪市議会は維新の会が過半数なくてですね、維新の会と公明党の協力で運営しているというころもご理解いただきたいところがあるんです!」
と理解を求めようとするが、石原氏も笑いながら
「それはね、なかなか本当に理解できない。許しがたい。あなたも色々立場があって大変でしょうが、いまの心境はどうですか?」
と一歩もひかない。橋下氏も、
「国政と地方では、また別のところがありますし…」
と、半ば答えに詰まってしまった。