残業代や賞与などを含めた、2013年4月の「現金給与総額」の平均は前年同月と比べて0.3%増の27万3427円と3か月ぶりに増加した。厚生労働省が毎月勤労統計調査(速報)を、6月4日に発表した。残業代は同0.4%増え、7か月ぶりに前年同月を上回った。
なかでも昨年末からの景況感の回復を支えているサービス業や不動産、金融業などで残業が増えた。
調査は従業員5人以上の事業所が対象。生産の増減を反映し、足元の景気動向を示すとされる製造業の残業時間(季節調整済み)は、前月比2.7%増えた。増加は5か月連続。