「今日4時から京橋で、¥(※援助交際)できるひとおる? 24までだよ!」
「お金に困ってる。年、写メ、地元おくってきてー!」
LINEなどを悪用する「非公認」アプリが、売買春など性犯罪の温床となっている。
気軽にIDなどを交換できるとして、「友達探しに便利」と多くのユーザーが集まる一方で、上記のような危うい投稿も無数に飛び交う。果たしてその実態とは――
「13歳です」「ちゅーがくせぃです」
LINEやカカオトークなどの無料通話アプリはツイッターなどと違い、基本的には相手の電話番号、あるいは専用IDなどを知らないとお互いに連絡を取ることができない。そのためLINEなど単体では、いわゆる「出会い系」としての利用は不可能だ。しかしそれを補完する形で、お互いのIDを交換する外部サービスが続々と登場している。
「ひまトーーク」はそうした1つで、公称40万ユーザーを集める人気サービスだ。男女問わず常時盛んな書き込みが行われており、雑誌などで人気アプリとして紹介されたこともある。
表向きは「チャット友達募集」掲示板を標榜しており、利用者も一見「どこにでもいるような」若者がほとんどだ。しかし書き込みの内容をよく見ると、
「だれか、いまから××の×××(※地名)のLAWSONに迎え来て」
「××市の近くで会える人いない? 車もちで話が早いのだけね!」(ともに10代女性の投稿)
といった具合に、「出会い」目的で利用する人が目立つ。女性も「ヤリモク(※体目的)は帰れ」「Hな人ばぃばぃ」などと予防線は張りつつ、会う、あるいは電話だけならかなりガードを下げている様子だ。また18歳未満利用禁止をうたっているにも関わらず、実際には「13歳。トークしよ?」「ちゅーがくせぃです」など低年齢層と見られる書き込みも見られる。