Googleは2013年6月1日、同社のめがね型ウェアラブルコンピュータ「Google Glass」に、当面、顔認識機能を搭載しないと「Google+」の公式プロジェクトページで明らかにした。
「多くの人々がGlassにおける顔認識技術の可能性について興味と懸念を示してい る。当社は、何年も前から言っている通り、強力なプライバシー保護対策が整わないうちは、自社製品に顔認識機能を搭載するつもりはない。このため、顔認識技術を用いた、いずれのGlass向けアプリケーションも、現段階では承認しない」
Google Glassは現在、開発者や「Glass Explorer」と呼ばれる一般ベータテスター向けに、早期テスト版「Explorer Edition」が今春から提供中。この提供開始当初から、米国では、プライバシー侵害につながる可能性があるとして懸念の声が上がっていた。
一般消費者向けのリリースは、当初2013年中とされていたが、2014年にずれ込む見込みだと4月に報じられている。