合コン中に男をトイレに…… 過激性描写のフジドラマがうける理由

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「エロばかりに頼りすぎると失敗」

   「肉食系な三浦春馬にキュン?」「春馬の台詞を使って妄想ww」…

   ツイッターでは、男性よりもむしろ、女性らしき書き込みの方が多いのだ。

   2013年5月30日の8回目は、15分の拡大版が放送されたが、視聴率は初めて下がって、14.8%になった。しかし、ラストでは、最終回の次回に放送予定の三浦春馬さんのベッドシーンも一部見せて、「来週はエッチで切ないラスト・シンデレラ」と紹介している。

   オリコンの5月23日付記事によると、番組のプロデューサーは、過激シーンに最初は賛否両論があったとしながらも、ある程度は予測していたとして、「エッチ度は加速していきます。ひるまないでやっていきたい」と明かした。

   フジテレビは、韓流ドラマ偏重批判があった後、視聴率の低迷が続いていた。これに対し、6月に新社長に就任する亀山千広常務が「1にも2にも視聴率回復」と5月末の会見で述べ、ラスト・シンデレラについては、「エロはフジを救う」との週刊誌報道も出た。

   ドラマ研究者で中央大教授の宇佐美毅さんは、人気の理由についてこうみる。

「春馬さんのエロさが女性のつぼにはまったということは、確かにあると思います。今まで好青年の役が多かったので、大人のセックスアピールもあったでしょう。韓流ドラマに男性の裸シーンが多かったので、それに親しんでいた女性ファンにもすんなり受け入れられたのではないですか」

   このほか、ヒロインが違うタイプの男性に挟まれるなど、恋愛ドラマの定番パターンが受けたこともあるという。

   過激な性描写で波紋を呼んだドラマ「幸せの時間」も高視聴率を記録したため、フジも味をしめたのではとの見方もネットで出ている。とはいえ、こうした路線で果たしてうまくいくのかについて、宇佐美さんはこう言う。

   「フジ本来の明るさ、軽さ、楽しさ路線の持ち味に戻ったということはあるかもしれません。しかし、エロばかりに頼りすぎるとやはり失敗する危険も当然出てくるでしょうね」

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