「カワサキをトロントの市長にしよう」
上述のヒーローインタビューは「失礼」どころか、現地では極めて好意的に受け入れられている。確かに英語は得意でない川崎選手だが、以前から本拠地・トロントのファンからはそのプレーに加え、言葉の壁をものともしないユニークな言動が評判を呼び、その「おじぎパフォーマンス」や、やたらにうまいダンスなどが語り草となっていた。
そこに来ての「アイムジャパニーズ」インタビューは全米で評判となり、大リーグの公式サイトを始め、各種スポーツメディアも、「伝説のインタビュー」「史上最高」などと相次ぎ取り上げている。今や球場では、
「カワサキをトロントの市長にしよう」
なるプラカードを掲げるファンまでいるほか、ネット上では来るオールスター戦に川崎選手を出場させよう、との呼びかけまで行われているほどだ。
そんな事情もあってか日本の視聴者からは、ネットを通じ、
「あれをパフォーマンスとして捉えられないっていつもなにを見てるんだか 川崎だっていっぱいいっぱいだろうに 応援するならともかく批判すんなよ」
「アメリカ人じゃあるまいし、失礼かどうかなんて判断する資格がハリーにあんのかね」
と辛辣な反応が目立っている。