原作マンガからは想像できない細部に渡る緻密な描写
13年4月からアニメ化されると、これが評判となりDVDの予約も殺到。ネットショップ「アマゾン」でもブルーレイ、DVD予約販売ランキングでトップになった。アニメが受けた理由は、内容が面白いのはもちろんだが、予想を遥かに上回る映像クオリティーの高さで、原作マンガからは想像できない細部に渡る緻密な描写だった。ファンからは「頑張りすぎ」といった声まで出たのだが、13年4月21日に信じられない出来事が起きる。
浅野恭司総作画監督がツイッターで、
「アニメ『進撃の巨人』」に興味のある現役のアニメーターさんはいらっしゃいますでしょうか?皆様のお力をお貸しください。よろしくお願い致します」
とスタッフ募集をしたのだ。作画スタッフが足りていないのかというフォロアーからの質問に対し、
「うちだけではなく、業界全体は足りないかもです。作品ごとに人手が多いと非常に助かりますね」
と回答した。そして「事件」が起こる。第5話放送分で地域によって映像表現やクオリティーが異なっていて「手抜きではないか?」などと批判が出て、放送地域ごとの動画を比較する作業もネットで進められた。