過去に商品の棚が倒されそうになったことも
サポーターや視聴者は賛否両論といったところだが、実際に「封鎖」の影響を受ける人々はどう思っているのだろうか。周辺の店舗などを回って話を聞いた。
歩行制限区域内に店を構えるアクセサリーショップは、通常22時30分まで営業しているが、4日は20時30分から21時には閉店を考えているという。過去に渋谷駅前の「お祭り騒ぎ」で、店の前に並べている商品の棚が倒されそうになったこともあるといい、店員の安全も考えての措置だそうだ。スタッフは「やっぱり騒動はこの辺では評判は良くない。個人的には楽しむのはいいと思うけど、度を越した人がいると輪をかけて周りが盛り上がっちゃうから…」と苦笑していた。
同じく制限区域内の24時間営業の飲食店は、21時以降も通常通り営業するという。こちらは「封鎖されるのが初めてだからどういう状況になるのかわからないけど、渋谷はもともと若者が多いし、騒がしいのを気にしていたらやっていけない」と、半ばあきらめのような気持ちを明かした。
駅前の騒ぎによって起こる問題の1つに「交通渋滞」があるが、タクシーの運転手は「立ち入り禁止は正直ありがたい」という。「普段ですらあの辺は混んでいてあまり通りたくない。W杯の時なんて進めなくなっちゃうからね」と話していた。