「甘いポテトチップス」「にんにく」「ラーメン」… スナック菓子に「変化球」商品続々登場

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「漫画」パッケージで話題に

   発売から54年のロングセラー「ベビースターラーメン」(おやつカンパニー)も5月13日、有名ラーメン店とコラボした「山岸一雄ファミリー銘店監修 ベビースターラーメン3種パック」を発売した。「ラーメン」つながりという、やはり同ブランドの強みを生かした製品といえる。

   味だけではない。パッケージでの「コラボ」もある。こちらも発売42年の老舗ブランド「キャラメルコーン」(東ハト)は2011年から3年連続で、有名漫画家にパッケージイラストを描いてもらう企画を実施している。

   ブランドにとって文字通り商品の顔といえるパッケージを期間限定とはいえ変えてしまう大胆な試みだが、「思った以上に好評」(担当者)とのことで、具体的な数字は未公表だが売れ行きにも毎年好影響をもたらしているという。

   全日本菓子業界の調べによれば、2012年のスナック菓子生産数量は約22万5000トン、小売金額は4102億円。ここ10年ほどは生産数量などに大きな動きはなく、比較的堅調な推移が続く。一方で最近はコンビニやスーパーなどによるプライベートブランド製品の進撃も目立ち、各社は独自の価値を生むことに努めている。

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