「静止画の連続再生時間は3.6倍も伸びた」とシャープ
シャープ広報に話を聞いてみると、一般的なスマホユーザーの利用状況を調べて弾き出した数字であり、1日約80分程度の使用なら2日間充電が必要ないのだそうだ。それにしても、IGZOの前評判や宣伝内容などから考えれば使用できる時間が短いのではないのだろうか。シャープ広報によれば、IGZOの搭載によって電池が長く持つようになったことは間違いなく、例えば、11年冬モデルの同社FOMA端末「SH-01D」は、電池が切れるまで静止画を連続5時間、動画を連続4時間再生できたが、12年のIGZO搭載の冬モデル「SH-02E」は静止画を連続18時間、動画を連続11時間再生できていて、今回話題になった「SH-06E」も同じように長時間電池が持つようになっている、と説明した。
あるスマホメーカーの担当者に聞くと、IGZOの省電力化、長時間使用できる技術は凄い、と評価した。そのうえで、
「スマホの利用時間や、使うアプリによって電池の持ちは異なるためユーザーの感想はそれぞれだと思うが、イグゾといえどもヘビーユーザーなら半日も持たない。一日80分の使用で2日間持つ、という宣伝の是非についてはコメントは差し控えた」
と話している。