出版デジタル機構（東京・千代田区）は2013年5月30日、電子書籍取次最大手のビットウェイ（東京・台東区）の全株式を取得し、同社を子会社することで合意したと発表した。
ビットウェイは凸版印刷の完全子会社。2013年2月には同じく凸版子会社のBookLiveに小売事業を移行させている。一方の出版デジタル機構は、出版各社と大日本印刷、凸版印刷が、産業革新機構の出資などを受けて共同で2012年4月に設立、書籍の電子化を手がけてきた。
近い将来には出版デジタル機構がビットウェイを統合する予定で、電子書籍業界の拡大に対応、コンテンツ及び流通の拡充を目指すとしている。