総長は辞任、前理事長は居直り… 中央大「入試不正」今なお荒れる

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前理事長「不正入試はどこでもやっている」

   一方5月18日、この問題の最大の当事者である久野前理事長は、中央大のOB・OG会である「学員会」の会長に再選されている。

   元々、久野前理事長は大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)球団社長など実業畑を進み、理事長就任以前(2007年)から学員会の会長を務めてきた。理事長辞任後も会長職は続けていたが、5月いっぱいで任期満了を迎える予定だった。

   18日の協議員会・総会に出席していた作家・ジャーナリストの東山凛太郎さんは、その日の模様をこう証言する。

「大騒動ですよ。謝罪の言葉もなく、『不正入試はどこでも行われている』『正しいことをした』と言い張ったんですから。再選にも出席者400人弱中147人の賛成しかなく、多数の出席者が反対の声を上げて詰め寄ったんですが、強引に通してしまいました。大学の健全化を期待するOBの一人として、情けなくて涙が出てきます」

   久野前理事長は12年10月の記者会見で「理事長解任は違法」と主張するなど、この問題に関して強硬姿勢を崩していない。

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