韓国でも「原発安全神話」が崩壊していた 重要部品検査で不正相次ぎ、不良品も納入

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「世界一安全と自称していますが、実際には事故は何回も起きている」

   そもそも、韓国が描く原発輸出戦略自体、必ずしも成功しているとは言いがたい。2009年にはアラブ首長国連邦(UAE)から受注を取り付け、世界を驚かせたものの、最近はトルコでの受注競争で日本に敗れている。

   かつて時事通信ソウル特派員などを務め、『悪韓論』(新潮新書)の著書がある評論家の室谷克実さんは、韓国原発の「安全神話」は上記の事件があった2012年の時点ですでに崩壊していたと言う。

「世界一安全と自称していますが、実際には事故は何回も起きている。売り込みもほとんど相手にされず、資金面でもUAEで手一杯。しかも問題が発覚した28日が、そのUAEで原発2号機の着工式が行われた日なんですから……」

   ちなみに韓国ではUAEでの受注を記念して「原子力の日」まで制定している。

   また韓国が目標に掲げる「原発の純国産化」に対しても、室谷さんの見方は冷ややかだ。

「原発に使われるような特殊な技術は、表面だけを真似ても完全に再現できるものではない。今回も本来輸入するべきものを背伸びして国内で作ろうとして、結局不良品しかできず、無理やり通したといったところではないか」
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