東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)が、園内での「他のお客様等のご迷惑となる撮影および公衆送信」を、来園者に対して「固くお断りする」方針を打ち出した。
2013年5月28日、ホームページの記載を変更した中で分かったものだが、ネット上のファンの間では、SNSにアップするのもだめなのか、と不安が広がっている。
「SNSへの掲載も含めて一概には言えない」
2013年5月28日、「東京ディズニーランドからのお願い」として、「パーク内では走らないでください」「公衆送信または商業目的の撮影等」は「固くお断りいたします」などというくだりが新たに記載された。「公衆送信」とは、インターネットなどを使って不特定多数の人に見られる状態にする事をさす。
これを受けて、「パーク内で撮った写真のブログ、ツイッター等へのアップは駄目って言われちゃった…ディズニーブログとツイッタラーはどうなるんだろう」との心配がファンの間で広がった。
本当に、全面禁止になってしまうのか。29日、J-CASTニュースがTDL・TDSを運営するオリエンタルランドの広報に話をきくと、「誤解があったようなので、表記を変更しました」という。
確かに、「公衆送信または商業目的の撮影等」の部分が、「他のお客様などのご迷惑となる撮影および公衆送信」と変わっていた。要は、「他のお客様からクレームがくるような」撮影を遠慮して欲しいということだったそうだ。
ただ、新たに追加された「公衆送信」とはなんなのか、依然として気になるところだ。たとえば、ミッキーと一緒に写った写真をツイッターやフェイスブックに掲載することも問題になるのだろうか。
担当者によると、写真の利用については「以前から、個人で楽しむ範囲でとお願いしております」。しかし、どこまでが「個人で楽しむ範囲」に含まれるかはケースバイケースで、SNSへの掲載も含めて一概には言えないそうだ。
この「範囲」とは一般的な著作権等の法解釈に照らしてのことで、ディズニー側で独自の基準を持っているわけではないとした。