1等賞金10万円、当たりやすくした商品も
半面、「当選額を大きくするだけが夢ではない」(総務省)とし、現在「ドリームジャンボ宝くじ」とあわせて発売中の「ドリーム10(TEN)」を新たに開発。1等賞金は10万円だが、当選本数を4万本用意して、当たりやすくした商品も売り出した。
総務省は「夢にはいろんなカタチがあります」と、売り込んでいる。
一方、販売チャネルの拡充にも乗り出している。対面販売を楽しみにしている宝くじファンは少なくないが、宝くじ売場の数は2006年度をピークに減少傾向している。それを補うため、現在はコンビニや銀行ATMでの販売を広げている。
加えて、インターネット販売も準備中。総務省が2011年12月にまとめた「宝くじ活性化検討会報告書」によると、サッカーくじ「toto」 の売上金額の約50%、中央競馬では約55%(電話投票分を含む)がネット販売によるものだ。
宝くじもネット販売で、売場が近くになかったり販売時間内に買えなかったりする人の利便性をアップすることで、新たなファンの獲得を狙う。
総務省は2014年1月から、みずほ銀行やジャパンネット銀行、楽天銀行の「ネット窓口」で「ナンバーズ3」と「ナンバーズ4」を試行的に販売(払い戻し)する計画だ。