日本株、1日に変動幅450円超す乱高下 「コンピュータ売買」のせいなのか?

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コンピュータ売買「いつか痛い目にあう」

   一方、麻生太郎副総理・財務・金融相は株価の乱高下について、2013年5月28日の記者会見で、「1日にこれだけ乱高下するというのは、あの機械のおかげだ」と、株価の乱高下の原因が、株式を自動的に高速売買するシステム(HFT、コンピュータ売買)にあるとの認識を示した。

   そのうえで、「一喜一憂して目先(の利益)を追って、なんとなくこれが流行っていると思ってやっていると、いろんな意味で痛い目にあう」とも指摘した。

   しかし、前出の第一生命経済研究所の藤代宏一氏は、「自動プログラム(コンピュータ)による売買が乱高下の『原因』というのは言い過ぎでしょう。たしかに、プログラム売買は売りが売りを呼ぶような取引をする傾向にありますが、一方で『下げたら買い』という逆のプログラムも組めますから。株価の変動幅は大きいですが、取引の多くは投資家が合理的に、利益確定のための売っているのだと思います。それが集中した」とみている。

   ここ数日の乱高下で損したのは、「春先に新規参入してきた投資家だけでしょう」という。

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