香港記者「『強制性ない』と思っているのに河野談話修正・否定しないのは矛盾」
橋下市長は、2012年8月24日には「河野談話は見直すべきだ」と述べている。この発言との矛盾や、「強制性」に関する認識を問われたが、
「これも核心的な論点。河野談話について、書かれている事実を変える必要はないと思っている。しかし、表現については、もっと付け足さないといけない。表現を付け足すことを『修正』というのか『明確化』というのか、これは言葉の問題。まさに『強制性』の言葉をもっと丁寧に記述すべきだと思う」
と、慰安婦の動員に国家による「強制性」があったかどうかについてはコメントを避けた。
この「強制性」に関する質問をした、香港のフェニックステレビのリー・ミャオ東京支局長は、
「私は、国による強制性があったかどうかを聞きたかったが、それをはっきり言わなかった。橋下市長が言うように、これが核心的な問題なら、なぜはっきり言わないのか。安倍1次内閣の(07年の閣議決定の)ように『強制性はない』と橋下市長は思っているようだが、河野談話は修正・否定はしないと言っている。すごく矛盾している」
と、煮え切らない態度に納得がいかない様子だった。