「傷害を負わせた事案」では3分の1占める
特に悪質な「傷害を負わせた事案」の具体的な内容も公表されている。中学校については17件公表されているが、そのうち6件が江戸川区。その内容も、
「生徒が練習中に漫画を読んでいたことについて指導した際、同生徒を注意しなかった別の生徒の左頬を3回たたき、更に漫画を読んでいた生徒が何度も謝罪していたにもかかわらず左頬を繰り返し30回程度たたき、左鼓膜外傷の傷害を負わせるなどの体罰を行った」(南葛西第二中学校)
「顧問を務めるサッカー部の試合の合間に遊んでいた生徒を指導した際、平手でたたく、足を蹴る等の体罰を行った。また、同部の生徒16名に対して、その他指導した際、頭を手のひらで10回、頬を手のひらで2回たたくとともに、拳でみぞおちを3回小突き1名に腹部打撲の傷害を負わせた」(鹿骨中学校)
といったハードなものが散見される。