上半身裸の女性のデモ行進「Go Topless Day」もある
公共の場での女性の胸部の露出については、わいせつとするか、世界中で意見が割れている。現在、日本の法律では女性が公共の場所で乳房を露出した場合、軽犯罪ないし公然わいせつに抵触する恐れがある。ヨーロッパやオーストラリア、その他リゾート地などは比較的寛容だが、アメリカはユタやインディアナ、テネシーといった一部地域の州法で、公共の場で乳房を見せることを禁じている。
これは性の平等に反するとして、アメリカやウクライナでは抗議運動がおこなわれている。主な論点は、女性だけがわいせつとされるのは性差別にあたるというのと、育児の際の授乳はどう扱われるのかということだ。
ニューヨークでは、1992年にはニューヨークのローチェスターの公園で上半身を露出した女性2人が逮捕され、男性の上半身露出が許されるのに、女性が同じ行為で罪に問われることは性差別にあたるとする判決がでた。それ以降、法的には女性の公共の場の乳房露出が解禁されていた。また、フェイスブックが授乳写真のアップを禁止したことに対して抗議運動が起きたこともある。
こうした流れの中で、2007年には、異星人「エロヒム」からのメッセージ普及活動に従事する非営利団体、ラエリアン・ムーブメント代表が、上半身露出の性平等をうったえる「Go Topless(ゴー・トップレス)」を設立。あわせて、年に一度、上半身を露出した女性がデモ行進をおこなう「Go Topless Day(ゴー・トップレス・デー)」を制定した。ニューヨークでは13年8月25日に予定されている。
日本のネットでは、「ちょっとニューヨーク行ってくる!」「日本でもGo Topless Day 制定しよう」「アメリカの『Go Topless Day』素晴らしすぎワロタ!!!!!wwwwwwwwwwww」と興奮する人が続出。一方で、「男女平等だからバスト露出って飛躍しすぎじゃない?」と首をかしげる人もいる。