円安を追い風に、日本を訪れる外国人が増えている。日本政府観光局(JNTO)が2013年5月22日に発表した4月の訪日外国人客は、前年同月に比べて18%増の92万3000人と、2年9か月ぶりに過去最高を更新した。
格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパンが4月に名古屋と韓国の仁川間を就航。台湾のエバー航空や中華航空も高松や岡山などの地方都市に新たに就航するなど、新規就航が相次いだ韓国や台湾ほか、好調な経済成長を背景に、東南アジアからの客数が約4割増えた。
観光庁によると、2012年の訪日外国人の消費額は1兆860億円。政府は13年の訪日客数を前年比19%増の1000万人超とする目標を掲げている。