共産・志位氏が「ユニクロ」柳井批判ツイート 資産、半年で1兆円も増やす?

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   ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長(64)が、この半年で一家の資産を1兆円も増やした可能性があることが分かった。一部で批判も出ているが、どうなのだろうか。

「アベノミクスの株高で一番儲けたのは、ユニクロ柳井会長一家」

   日本共産党の志位和夫委員長が2013年5月21日、ツイッターでこう指摘してネット上で話題になった。

「時給」が2億3000万円?

柳井氏へのツイートが話題に
柳井氏へのツイートが話題に

   志位委員長は、この半年で柳井正氏は1兆円も資産を増やしたとして、「時給」が2億3000万円にまで達したと計算結果をツイートで披露した。ユニクロについて「新卒社員を使い捨て、ブラック企業として批判されている」としたうえで、党の主張に沿って、「ユニクロ会長が儲け頭という経済政策がまともなものと言えるか」と返す刀でアベノミクスを批判している。

   志位氏の発言は、共産党の機関紙「赤旗」がベースになっているらしい。

   18日付の記事では、アベノミクスが始まった12年11月14日から13年5月13日までの半年で、柳井氏とその家族の資産が1兆345億円も増えたとはじき出した。これは、6562億円を増やしたとしたソフトバンクの孫正義社長を倍近くも引き離し、経営者のトップだ。

   その計算方法は、8日付の記事に示されていたようだ。

   ファーストリテイリングの有価証券報告書などによると、柳井氏は、4月22日までの5か月で保有株式の時価が4047億円も増えていた。妻と息子2人の分を合わせると、6140億円増えており、さらに、資産管理会社3社の保有株式分も入れると、総額で8548億円の増加になるとした。

   つまり、これが半年になると、1兆円に達するということらしい。

   記事では、全従業員の給与手当は12年8月の決算で839億円となっているため、柳井氏一家の5か月の資産増加は、従業員給与の10年分に当たるとした。そして、アルバイトのほか、社員も世界同一賃金で安く抑えようとする傍ら、自らは大もうけしていると揶揄している。

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