大臣就任後は「慰安婦制度というのは、大変な女性の人権に対する侵害」
ところが、橋下氏の発言が出た翌日の13年5月14日の会見では、稲田氏は
「村山談話ですとか河野談話ということについては官房長官が日ごろお述べになっているとおりでございます」
「ここで私の個人的な見解を述べることは差し控えたいなと思います。安倍内閣の一員としておりますので」
と安倍内閣の一員だということを理由に持論を封印。従軍慰安婦問題について聞かれると、
「他党の代表のおっしゃることについて、安倍内閣の行革担当大臣としてはコメントすべきではないと思いますが、ただ、私はやはり慰安婦制度というのは、大変な女性の人権に対する侵害だと思っています」
と橋下氏の発言を批判すらした。5月17日の会見でも、
「前回お答えした以上のコメントはありません。あれで全てです」
と述べるにとどまった。