スマホなど利用中に路上わいせつ被害3割 大阪府警調べ

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   大阪府警が路上でわいせつ被害にあったとの通報を分析したところ、このうち約30%が携帯電話やスマートフォン、音楽プレーヤーを使用中だった。2013年5月22日、J-CASTニュースの取材に答えた。

   2012年に通報が寄せられた路上わいせつ被害は、約860件あった。このうち約14%が、被害者が携帯電話やスマホを操作中、約15%がイヤホンで音楽を聴いていた。加害者が接近する手口としては「背後から」が最多の約60%だった。

   府警によると、スマホや携帯でメールのやりとりや会話をしたり、イヤホンで音楽をきいたりしながら歩くと、そちらに意識が集中してしまい、近付いてくる足あとが聞こえなかったり、気付くのが遅れたりする。そういったところが、犯罪者に狙われるスキになる可能性があるという。

   13年4月以降、大阪での性犯罪の件数が、去年に比べ増加傾向。主な対策としては、防犯ブザーを持つことと、後ろを振り向いて歩くことなどがあげられる。

「(ブザーは)いつでも引っ張れるよう、カバンの外側にかけて、意識しておく。危ないと思うところでは手をかけるくらいに用心して、万が一のときに引っ張れるようにする。実際に、ブザーで被害が防げた例もあります。また、明るくても暗くても、誰も見ていなかったら、被害にあう可能性はあります。後ろを振り向いて、自分の安全を確保しながら、家に帰ってほしい」(府警犯罪対策室)

   府警はホームページでも、女性のための防犯対策ビデオなどの情報を公開している。

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