中国政府もとうとう規制に乗り出す
日本人が悪役扱いされる抗日ドラマとはいえ、ここまでバカバカしいとむしろ笑える、という人も多い。実際、ネット上でこうした作品の動画を見た人からも、
「完璧なギャグ映画じゃん むしろ1周して親日に見えるわw」
「TV局はくそつまらない韓流ドラマじゃなくてこっち買い付けてこい」
と好意的な反応が目立つ。
とはいえ中国国内ではやりすぎとの声が強く、特にあるドラマが「全裸で八路軍に敬礼する三つ編み少女」を登場させたことにはネットを中心に批判が殺到した。人民日報や中国中央テレビなども2013年3月ごろから相次いでこうした「神劇」を槍玉に挙げており、政府がこれまで比較的ゆるかった抗日ドラマへの検閲を強化したとも報道されている。放送局による自粛の動きもあり、「抗日ブーム」は沈静化しつつある。