みずほ銀行は、戸建て住宅の土地を担保に融資するリバースモーゲージの取り扱いを、2013年7月をめどに開始する。5月20日に発表した。メガバンクが参入するのは初めて。
高齢化の進展で、老後の生活資金への不安が高まっているのに対応する。高齢者(契約者)が持ち家を担保に一定の範囲で資金を用立て、契約者が亡くなった後に土地を売却するか、相続人が肩代わりして借入金を返済する。利子を元本に加える方式で、月々の返済は必要ない。
事前に相続人との同意が必要で、グループのみずほ信託銀行が対応する。みずほ銀は老人福祉事業者などと連携し、65歳からは老人ホームの入居保証金にも充てられる。