北朝鮮を訪問していた飯島勲内閣官房参与が2013年5月18日、経由地の北京から帰国し、菅義偉官房長官に会談内容を報告した。
菅氏は会談後「事柄の性質上、コメントできない」としたが、各メディアが伝えた関係者の話によると、飯島氏は菅氏に「本音の話ができた」と報告。拉致被害者の即時帰国、真相究明、実行犯の引き渡しを求めていることを北朝鮮側に伝えた上で、「拉致問題の解決がなければ日本政府は動かない」という意向を示したという。
飯島氏は14日から4日間、平壌を訪問。北朝鮮ナンバー2の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長らと会談していた。