依頼心強い学生、企業説明会にも親が代理出席
一方、大学にしてみれば就職率の高さは、「いい大学」の新たな基準になっていて、「就活のサポート力」(キャリア支援)を競っている。親の協力も、就職率のアップには必要なわけだ。
「保護者向け就職説明会」などでは、どの大学も「身内だからできることをやってほしい」と話していて、たとえば挨拶や身だしなみのチェック、自身のキャリアについても仕事への理解を深めるためであれば伝えるべき、などとしている。
もちろん、リクルートスーツなどの必需品に、交通費なども場合によっては工面してあげる必要がある。
半面、エントリーシートを書いたり、企業説明会に代わりに出席したりすることは子どもがやる気をなくすばかりか、企業だって嫌がる。こうしたことが高じて、子どもの依頼心が過度に強まってしまうこともあるという。