本人は意識せずに没頭している可能性大
こうした「食事写真」投稿は、「他人のランチなんてどうでもいい」などとして、各種のアンケートなどではSNS上での「嫌われる行為」として挙げられることも少なくない。その一方で、簡単に写真撮影できるスマートフォンなどの普及もあり、かなり一般化が進んでいると語るのは、ITジャーナリストの井上トシユキさんだ。
「私の周りでも男女世代問わず、食事のたびにスマホを取り出してパシャパシャ撮って投稿してますね。しかも完全に習慣化されていて、ほとんど無意識なんです。こっちが指摘して初めて、『ああ、確かにやってた』って。確かにのめりこんでいる人には、なんらかの形で心の不安を抱えている人が多いように感じます」
日本のネット上では、「食事って話題にしやすいだけじゃないのか」と首をかしげる向きも少なくないが、自分の体験を元に博士の見方に納得する意見もある。
「単身赴任してる時に暇過ぎてブログやってたんだけど、たしかに飯ばかりアップしてた 虚栄心とまではいかないんだけど、寂しさからくる満たされない自尊心というか誰かにかまって欲しいという欲求を埋めるためにやってた」