就活学生をホテル連れ込みと文春報道 共同通信「調査中」で真偽は不明

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   共同通信社の人事部長(52)が就活中の女子学生をホテルに連れ込んだと、週刊文春が報じた。記事では、共同側は、事実かどうかに答えておらず、J-CASTニュースの取材に対しても「調査中」だとしている。

   週刊文春では、2013年5月16日発売号で、3ページにわたって特集記事を書いている。

「部屋まで入り込んで、関係を迫った」?

   記事によると、共同通信社の人事部長は、12年6月からこの役職を務めており、新卒採用の企業説明会を通じて、東京都内の有名大学に通う女子学生と知り合った。人事部長は、年末の仕事納めとなる12月28日に、「作文を添削してあげるよ」と女子学生を呼び出し、夕食をともにした。仕事についての話は弾んで、終電の時間を過ぎてしまい、そこで、人事部長はいきなり、「僕がホテルを取ってあげる」と切り出した。

   女子学生は、共同通信社に近いホテルを案内されたが、人事部長は、一緒に部屋まで入り込んで、女性学生に関係を迫ってきたという。これに対し、女子学生は、何度も拒否したが、人事部長は執拗に迫ってきたともいう。

   ただ、実際に関係を持ったかどうかは、記事に書かれていない。

   女子学生はその後もメールで抗議してきたため、人事部長は、13年1月8日になって女子学生と会い、2人で話をした。しかし、女子学生は説明に納得せず、人事部長も対応に窮して、翌9日に上司にこのことを報告した。

   人事部長は、1月中旬から会社を休むようになり、休職扱いになったという。記事では、2月1日には人事部長の職も解かれたとしている。しかし、女子学生をホテルに連れ込んだことによる処分はまだされていないと指摘している。

報道された人事部長「会社に聞いて下さい」

   文春の記事によると、女子学生は、知り合いの共同通信社の若手社員数人にも相談し、これらの社員も上司に報告したという。社内の労働組合も、きちんとした対応をするよう会社に申し入れたとした。

   女子学生が通う大学でも、2013年1月末に共同通信社に抗議した人が出たほか、大学も共同通信社側と3、4月に会談したという。

   人事部長は、文春が直撃取材すると、「会社に聞いて下さい」と答えた。会社からの処分については、「受けていません」とした。

   一方、共同通信社は、文春の取材に対し、ホテル連れ込みについて、担当者が「承知していません」と答え、「人事部長が休んでるものですから、色んなうわさはあった」とだけ話した。休んでいるのは、体調を崩しているからだと説明したそうだ。

   そもそも人事部長が女子学生をホテルに連れ込んだという話は、社内で出ているのか。

   共同通信社総務局の広報担当者は、J-CASTニュースの取材に対し、「現在、社内で委員会を作って調査しています。その結果が出ませんと、コメントすることはできません」と答えた。大学との会談があったのかも言えないという。女子学生が人事部長を刑事告訴したかどうかについては、「承知していません」としている。

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