大統領の訪米は「忍耐力をもって注視」
ただし、この声明の中には、
「現『政権』を果たして相手にしていいのか、相手にして解決されるものがあるだろうかをわれわれはいま慎重に検討中にある。南側が心から開城工業地区事業を正常化する意向があるならば、いわゆる通信うんぬんや物資搬出問題のような枝葉の問題を持ち出してうわべだけの対話うんぬんをするのではなく、根本問題の解決に乗り出すべきであり、われわれに対する挑発的な妄言と対決妄動を取りやめなければならない」
と、かなり交渉再開に含みを持たせた内容だ。
また、5月10日には朴槿恵大統領の訪米を非難しながらも、
「われわれは、現南朝鮮(韓国)当局に対して忍耐力をもって注視している」
と微妙な表現をしたばかりだ。