好調の新ジャンル、「家飲み需要」支える
2013年4月のビール系飲料の出荷量で、ビールに加えて好調なのが「新ジャンル」。根強い低価格志向を反映して前年同月比5.5%増の1390ケースとなった。4か月連続のプラスで、市場全体の37.3%を占めた。出荷量、市場構成比とも、4月としてはこれまでで最高。アサヒビールの「クリアアサヒ」やサントリーの「金麦」などの売れ行きがよかった。旺盛な「家飲み」需要を支えているとみられる。
一方、発泡酒は同6.8%減の530万ケースで27か月連続のマイナスとなった。発泡酒は、サントリーが12年7月に出荷を終了。他社も縮小傾向にあり、発泡酒のシェアは市場全体の14.2%にしぼんできた。
発泡酒からビールや新ジャンルへの「乗り換え」が進んでいるようだ。