競技場のリプレー映像「混乱招く」として自粛要請 日本サッカー協会はなぜこんなことをするのか

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欧州会場でも得点シーンリプレー映像がすぐ流れる

   石井氏によると欧州のサッカーリーグの会場でも、得点シーンのリプレー映像がすぐ流れるそうだ。テレビ中継も同様で、微妙な判定ともなれば「日本以上に何度も繰り返されます」。一方、2010年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会では、期間中のある時期を境にリプレーは競技場で流れなくなったという。

   国際サッカー連盟(FIFA)は、得点場面での誤審を防ぐため「ゴールライン・テクノロジー」という技術の導入を進めている。ゴール裏にカメラ数台を設置して、ボールがゴールラインを割った場合に瞬時に主審に伝わるシステムだ。プレー後のビデオ判定とは違うが、より正確な判断を下す手助けになる。2012年12月のクラブW杯で用いられ、14年のW杯ブラジル大会にも登場する予定だ。イングランド・プレミアリーグも来季からの使用を承認したが、「導入には数千万円の費用がかかると言われています」と石井氏。Jリーグでは今のところ導入の話は聞こえてこない。

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