橋下市長の「皆自由意思」発言に反論する狙い?
記事では、性的サービスに従事する人は人身売買の被害者だとの見方も紹介されている。記事中では明示されていないものの、5月14日の橋下市長の、
「今の日本の現状からすれば、貧困からそこで働かざるを得ないと言う女性はほぼ皆無。皆自由意思だ。だから積極活用すれば良い」
という発言に反論する狙いがあるとみられる。
記事では、人身売買をなくすための活動をしているNPO法人「ポラリスプロジェクト ジャパン」の藤原志帆子さんが、興行、留学生、配偶者などのビザで東南アジアから来日した女性が、次第に経済的背景から性的労働に追い込まれる現状を指摘しながら、
「利用者に対しては、(人身売買の)犠牲者は微笑んでいたり、性的サービスを自発的に提供しているように振る舞うかもしれない。でも女性はお金を稼がなければならず、さもなければ住む場所を失ってしまう」
と訴えている。