安倍晋三首相は2013年5月12日、フェイスブックで特定の国などに対する「ヘイトスピーチ」をしないよう呼びかけるメッセージを投稿した。
「中国で日本企業が襲撃されたり日の丸が焼かれても、韓国で日本の指導者の写真が焼かれても私たち日本人はそんな事はしない。冷静に諌め私たちの考えを伝えても、私たちは相手を汚い言葉で罵らない。たとへ相手がやろうとも(原文ママ)。それが私たち日本人の誇りです」
安倍首相は7日の参院予算委員会で、自らのFBのコメント欄にヘイトスピーチ的な投稿が多く寄せられていることを指摘され、こうした書き込みを控えるよう呼びかけると回答していた。
一方で安倍首相は直前の投稿で、中国・人民日報の「沖縄の領有権未解決」とする記事に関し、日本マスコミに「問題意識が薄く、ほとんど報道していないところもあります」と注文をつけるなど、「安倍カラー」は依然健在の様子だ。