セキュリティーソフト「ウイルスバスター」で知られるトレンドマイクロは2013年5月10日、ロシアのアンダーグラウンドコミュニティーでの不正取引の現状を報告した。
各国のドメインを売買するスレッドでは、「.com」が7.99ドルに対し、日本の「.jp」は84.95ドルの高値で取引されている。ちなみに「.jp」より高値がついているドメインは「.ag」(アンティグア)、「.fm」(ミクロネシア連邦)、「.hn」(ホンジュラス)などあまり見かけないもので、信頼性が高くない印象のある中国の「.cn」ドメインは売買の対象に入っていなかったという。
そのほか、メールアドレスとそのパスワードを売買するスレッドでは、日本と韓国のアドレスを高値で買い取ると記載されていた。海外のハッカーの間で「日本ブランド」は信頼性が高いと見なされ、価値が高いことがわかった。