準備期間2日、約130のセリフ覚えきった 「代役」宮沢りえ、「女優なら当たり前」なのか

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「宮沢さんの負担を減らすために台本を書き換えました」

   三谷さんも、13日のめざましテレビ(フジ)に寄せたコメントで、宮沢さんのがんばりはいくら賞賛して足りないと前置きしつつ、こう強調している。

「天海さんが1ヶ月の稽古で作り上げたものを 宮沢さんが2日でやってのけたわけではありません。
宮沢さんの負担を減らすために台本を書き換えました。
出番を減らしセリフを削りました。
つまり新しい台本を作ったのです。
宮沢さんが2日で舞台に立てた陰には、その新しい台本で深夜まで稽古をしたキャストとスタッフの努力があることも忘れないでほしい」

   また、代役を立てるのもよくあることで、1979年に関根恵子さんが恋人と海外に逃避行して舞台を急遽降板した際には、市毛良枝さんが代役のオファーを受けて12時間後に舞台で演じていたことがあったという。

「できないって言ったら一生仕事こないですよ。覚えられないって言ったらバカかって話」(肥留間さん)

   代役はある意味、スターに駆け上がるための「大チャンス」。古くはポール・ニューマンをはじめ、多くの俳優・女優が代役で名を売って出世した。肥留間さんは、ある俳優が事故で降板した際、テレビ局に代役をもらおうとマネージャーらがずらりと並んだ場面も見たことがあるという。

   そんな中、今回宮沢さんが天海さんの代役に抜擢された理由をこう分析する。

「(すでに名の知られた)彼女にとっては、もうチャンスとかいうわけではないでしょうけど、安心してみていられるということですね。天海祐希の向こうを張れるという意味で、彼女がベストだった。今回たまたまスケジュール空いてたっていうのも、そういうラッキーさが彼女の中にあったということは言えるでしょうね」

   そして、こうもいう。

「数々の修羅場を潜り抜けてきた彼女にとっては、お茶の子さいさいの仕事だったんじゃないですか」
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