マンガやアニメで頑張っている人を支えて行く気はない?
答弁が不満だったせいか、今度は安倍総理に聞いた。
1999年には既に児童ポルノに対する自主規制が始まっていて、文化庁メディア芸術賞で大賞を取った複数の漫画ですら書店の棚から降ろされるようなことが起きている。このままでは自分と同じ名前の主人公が活躍する「ドカベン」も、サチ子という8歳以下の妹の入浴シーンがあるため発禁本になる可能性もがある、と指摘した。安倍総理は、
「表現の自由との関係もございますので、私は、慎重な考慮が必要であるということについてはそのとおりなんだろうと、このように思います」
とし、法律の改正は慎重な検討を進めていくべきと思う、とした。
山田議員は、マンガやアニメに比べなぜ小説は問題視されないのか、と再び副総理に質問した。副総理は、
「小説の方が子供が読まないんですよね。漫画の方が子供が読むものだから、どうしても漫画の方に目が行く」
とし、マンガやアニメを問題視する背景をこう語った。
この予算委員会の質疑応答について山田議員はインターネット放送で、ローゼン閣下とオタクたちに慕われ、秋葉原での演説で大喝采を浴びた副総理は、実は選挙向けのポーズだった可能性があり、規制派だった、と感想を述べた。同席していたみんなの党の三谷英弘衆議院議員(36)も副総理について、
「マンガ、マンガと持ち上げられているけれども、その実、誰からそう言われたいかといえば、たぶん『良識派』からだ。そういう世界(アニメやマンガ)で頑張っている人たちを支えていこうという印象は受けなかった」
などと語っていた。ネットでは副総理について、
「ローゼンとか言ってた奴は工作員か、騙された馬鹿だったね」
「やはり麻生はマンガオタじゃねーなw規制する気満々じゃねーかw」
などといった意見が出ている。