「ネットユーザーに媚びてるだけか?」
テレビがそうする理由として、岡村隆史さんは、ネットというものが自分たちに分からない世界だからだと指摘した。「テレビが一番偉いって思ってるから、ネットのやつの変な人のインタビューを流す」とさえ言い切った。ナインティナインの相方、矢部浩之さん(41)も、「テレビって、影響力あるからなあ」と相づちを打っていた。
ワイドショーなどは実際、「歯がない人」など変わった人にだけマイクを向けていたのか。
しかし、ニコニコ超会議を報じたテレビ番組で、そのような指摘がされたケースは見当たらなかった。
隆史さんがネット配信番組に出演したためか、フジテレビ系のワイドショー「めざましテレビ」が2013年5月1日にニコニコ超会議を取り上げた。そこでは、フジテレビの軽部真一アナ(50)が会場を訪れたユーザーらを取材していたが、「歯がない人」などは見られなかった。初音ミクファンの女子生徒などを次々に紹介し、軽部アナ自らもステージで歌うなど積極的に体験取材をした。最後は、隆史さんのように声援を受けて、「気持ちよくて」と喜んでいた。
隆史さんの「ネットに悪意」発言について、ネット上では、「その通りだな」「凄くありがたい」といった共感の声も上がっている。一方で、テレビ局が極端な人を撮るのも分かるなどとして、「ネットユーザーに媚びてるだけか?」と発言に首をひねる向きもあった。