2013年4月の車名別新車販売ランキング（軽自動車を含む）で、ダイハツ工業の軽自動車「ムーヴ」が首位となった。自動車業界団体が5月8日にまとめた。軽自動車がトップになったのは2011年5月にスズキの「ワゴンR」が首位をとって以来、2年ぶり。
ムーヴの販売台数は前年同月に比べて53.9％増の１万8601台。燃費性能のよさや維持費が登録車より低く抑えられる「軽」の利点に加えて、12年12月に一部改良して安全性能などを高めた点が人気を呼んでいる。
2位はトヨタ自動車のハイブリッド車（HV）「プリウス」が15.9％減の1万8417台。3位もトヨタの小型HV「アクア」が7％減の１万7182台と続いた。
4位はホンダ「N BOX」（1万6382台）、5位がスズキの「ワゴンR」（1万3787台）。以下、6位ダイハツ「ミラ」（1万1848台）、7位スズキ「アルト」（1万870台）、8位ホンダ「N‐ONE」（9618台）、9位ダイハツ「タント」（9532台）と「軽」が続き、10位に日産自動車の「ノート」（9415台）が入った。
「軽」人気に押され、トップ10のうち7車種を軽自動車が独占。かつて上位に入っていたトヨタの「ヴィッツ」やホンダ「フィット」は圏外となった。