日本でも「データの規制は絶対にされなきゃだめ」
公開を受け、アメリカでは銃規制の議論が新展開を見せている。ただ、出来上がる銃は「本物の銃」には及ばないとして、脅威とはみなさない人が大方だ。
先のビッグス記者は「これは本物のピストルと言っていいのか?」という問いに対して、「ノー」と断言。「銃の銃身にはいちおう溝が刻み込まれているが命中精度は低いだろう。ごく小径の38口径の弾頭を使う。もちろん人を殺せるが、威力は低い」と説明した。実際、暴発があるなど実用に耐えないという話もある。また、著書「MAKERS」で3Dプリンタの時代を予言したクリス・アンダーソン氏も「もっと性能がいい銃がウォルマートにいけば買える」という主旨の発言をしている。
一方の日本では、そもそも銃が横行しているアメリカと違い、銃の存在自体が非日常。銃が簡単につくれてしまう可能性が生じたことは、より深刻な問題として受け止められているようだ。
ツイッターには「怖すぎ・・・」といった投稿が相次ぎ、「CADプリンターでの銃データの規制は絶対にされなきゃダメ」と、さっそく規制を求める向きも出ている。