サッカー男子のU-16(16歳以下)日本代表が2013年5月5日、イタリアで行われたチッタディグラディスカ国際大会の決勝でクロアチアを2-0で下しみごと優勝に輝いた。歓喜の声が上がる一方で、ネットで話題になっているのが「日本代表メンバーの名前が読めない・・・」。
ネットでは、キラキラネーム世代が表舞台に出てきた、という意見が多いのだが、単純にネットユーザーの漢字力が低下しているだけ、などといった指摘もある。
サッカー界の先輩には田邉草民、田中亜土夢がいる
チッタディグラディスカ国際大会は国際親善大会の一つで、10回目を迎えた今回はメキシコ、フランス、イタリア、トルコ、イスラエルなど日本を含め12か国が参加した。13年5月6日付のスポーツ紙各紙は優勝を報じ、これからの日本サッカーを支える有望選手たちを讃えたが、なぜかネットで注目を集めたのは日本代表選手の名前だった。どう読んでいいのかわからない、というのだ。
例えばアルビレックス新潟ユースの阿部航斗選手と鎌田啓義選手、セレッソ大阪U-18の庄司朋乃也選手、大宮アルディージャユースの川田拳登選手、前橋育英高校の鈴木徳真選手、浦和レッズジュニアユースの川上エドオジョン智慧選手、大分トリニータU-18の坂井大将選手、アルバランシア熊本の西本卓申選手などだ。
なぜ読み方がわからないのか。これは日本サッカー界ではよくあることだとして、Jリーグ・FC東京の田邉草民選手(23)、同アルビレックス新潟所属の田中亜土夢選手(25)や、元日本代表の前園真聖氏(39)の名前が挙がった。
「キラキラネームの初盤。これからが地獄」?
また、サッカー選手以外でも、男子日本フィギュアスケートの田中刑事選手(18)や、高校球児にも12年、13年に活躍した選手に騎士、匡士志、瑠偉、颯人、飛真などの名前の読み方がわからなかった、などと話題が広がっていった。
ネットのブログや掲示版には、
「一番読めたのが外人の名前だった」
「まだこの辺りの世代はキラキラネームの初盤だろ。これからが地獄だ・・・」
「いや、何人か除いて読めるぞ。あってるかはわからないが」
などといった意見が出ている。一方で名前が読めないのは、漢字の知識がなかったり、人との交流が不足しているせいだ、という意見もあり、
「たんに国語力が低いだけじゃね。わりと普通の人名」
などといった感想を述べる人もいる。