東京ディズニーランド独り勝ち続く 少子化乗り越える次の一手は

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   東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)が2013年4月15日に開業30年を迎えた。2001年開業の東京ディズニーシー(TDS)と合わせた東京ディズニーリゾートの2012年度の来園者は2750万人と過去最高を更新し、全国の遊園地・テーマパークの市場シェアの4割超を占める。

   不況のあおりを受け、全国で廃業に追い込まれるテーマパークがある中、積極的な設備投資と徹底したサービスでリピーターを獲得してきたのが勝因だ。

9割以上とされるリピーター率が強み

   日本初のテーマパークとして開業したTDL。開業から30年にわたって運営会社のオリエンタルランドは好調を維持し、先日発表された2013年3月期連結決算は売上高3954億円、営業利益814億円といずれも過去最高を更新し、今期はさらに上積みを見込んでいる。2011年3月の東日本大震災発生時には敷地の一部が液状化するなどして臨時休業に追い込まれた。それでも客足が遠のかなかったのは、9割以上とされるリピーター率の高さがあったからだ。

   TDSも含め2、3年おきに数百億円の設備投資を実施し、ファンを飽きさせない努力を続けてきた。2012年度の入園者数が過去最多の2750万人だったのも、12年7月に約115億円を投じたTDSの「トイ・ストーリー・マニア!」が牽引したとの見方が強い。

   さらにリピーター獲得に欠かせないのが関連グッズの販売。日本独自キャラクター「ダッフィー」は日本人来園者だけでなく、「ここでしか買えない」とアジアからの外国人客も引きつける。キャラクターとしては米国も逆輸入したほどだ。ただ、飽きられないように毎年3割程度の商品入れ替えを実施し、飲食施設の増強による収益強化にも積極的だ。

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